ブルームの成分分析・試験検査サービス
ブルームは化粧品を中心に医薬部外品、原料等の成分分析を受託する試験検査機関です。最新の分析装置を導入し、科学的データと最新の成分情報・薬事情報で安心安全な化粧品の流通を支援します。原料や素材の安全性への要求にもお応えします。
化粧品(海外製・国産)の品質管理、販売、輸入をされるお客様に有用な分析を提案する化粧品分析センターです。
弊社への化粧品の分析ご依頼・ご検討にあたってはこちらの約款をご確認ください。
分析装置・機器のご案内
分析装置・機器のご案内
平成29年に最新の分析装置・機器4種を導入しました。キーワードは「質量分析 MS:mass」。いずれの装置も検出器として質量分析計を用います。光などを検出する従来の検出器に比べ、高感度の測定が可能です。
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金属元素の定性、定量分析を行うための分析装置
従来の装置
従来のICP-AESは原子が発する光を検出する検出器を使用しており、微量の元素を測定することが困難でした。メリット
従来のICPに比べ感度が10,000倍以上アップ。微量な元素の測定が可能です。あまりにも高感度で測定できるので、試料を入れる容器や測定する部屋の環境が問題になるほどです。.png)
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試料中の揮発成分を分析する装置
従来の装置
従来はGC-FIDやGC-ECDのように電流を検出する検出器を使用しており、質量分析計を用いるとしてもGC-MSまででした。マトリックス(試料中に含まれる成分で分析の際に妨げになる成分)が多い試料についてはGC-MSでもマトリックスと分析対象を分離する事ができず、測定が困難な事も少なくありません。 このような時には前処理条件や測定条件を変える必要がありました。メリット
GC-MS/MSは質量分析計を2段階で行い検出する検出器です。GC-MSに比べてマトリックスと分析対象を分離する能力が高く、感度も10倍以上良くなります。 食品の残留農薬分析のようにマトリックスが多く、かつ農薬の含有量が0.01ppmと極微量である分析においてGC-MS/MSは有効で、測定時間の短縮に効果を発揮します。また、1回の測定で数多くの分析対象を測定する一斉分析でも効果を発揮。誤判定(分析対象ではないものを対象と誤って分析してしまう)を防ぐことが可能です。
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試料中の不揮発成分を分析する装置
従来の装置
従来はLC-UVDやLC-FLDのように光を検出する検出器を使用しており、質量分析計を用いるとしてもLC-MSまででした。GC-MSと同様にマトリックスが多い試料についてはLC-MSでもマトリックスと分析対象を分離できず、測定が困難な事も少なくありません。このような時には前処理条件や測定条件を変える必要がありました。メリット
GC-MS/MSと同様、LC-MS/MSも質量分析計を2段階で行い検出する検出器です。LC-MSに比べてマトリックスと分析対象を分離する能力が高く、感度も10倍以上向上します。食品の残留農薬分析のようにマトリックスが多く、かつ農薬の含有量が0.01ppmと極微量である分析においてLC-MS/MSは有効で、測定時間の短縮に効果を発揮します。また、1回の測定で数多くの分析対象を測定する一斉分析でも効果を発揮。誤判定(分析対象ではないものを対象と誤って分析してしまう)を防ぐことが可能です。

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試料中の不揮発成分を分析する装置
従来の装置
有機物の分析では、揮発する化合物には加熱してガスの状態で分析するガスクロマトグラフ:GCを用い、揮発しない化合物(あるいは加熱すると分解する化合物)には溶媒に溶かし液体の状態で分析する液体クロマトグラフ:LCを用いてきました。GC、LCに次ぐ第3の方法
気体である二酸化炭素の圧力と温度を上げると、ある条件でガスとも液体とも異なる「超臨界流体」の状態(ガスの拡散性と液体の溶解力を有す)になります。超臨界クロマトグラフは、このガスでも液体でもない超臨界流体を用いる第3の分析方法です。超臨界流体の身近な使用例としてはカフェインレスのコーヒーがあります。通常、コーヒー豆からカフェインを抽出するには温度を上げる必要がありますが、超臨界流体を用いるとコーヒーの風味を損なわない温度で抽出ができます。
メリット
1. 測定時間の短縮LCではあらかじめ試料を溶媒に溶かし濾過した後の溶液をLCに注入する必要がありましたが、本装置では容器に試料をセットするだけで前処理から測定まで一連の操作が自動で行われます。
食品中の農薬の分析では前処理を含めた測定時間は5分の1に短縮されます。
2. 高分離能・高感度
マトリックスが多い試料では分析対象化合物と夾雑物を分離する事が出来ず測定できないケースもあります。本装置では検出器として質量分析装置を用いており、夾雑物の多い試料中の微量成分(例:食品中の農薬)を測定する事が可能です。
また光を用いて検出する従来の検出器に比べると感度は1,000倍以上。高感度での分析が可能になります。